おっさん、最強の魔術師に冒険者、そして災害級のモンスターと戦う!
漫画:乍藤和樹 原作:佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ
掲載紙:どこでもヤングチャンピオン/秋田書店
「なろうの最終兵器」とも呼ばれているこの作品、アニメ化も決定しています。
1 2巻のあらすじ
そしてベリルはスレナの頼みで迷宮攻略に同伴する依頼を引き受けるも、冒険者ギルドに実力を示すためスレナと立ち合うことになる。冒険者最高位のスレナとの勝負は迫力満点!
その後迷宮へ向かったベリルたちだったが、思わぬ形で強力なモンスターの襲撃を受けるのだった。モンスターに単身挑むベリルの戦い様は必見!
2 2巻の新キャラ
【ルーシー・ダイアモンド】
魔法師団の師団長で王国最強の魔術師。
見た目は子供だが実年齢はベリルより上らしく、一人称は「わし」。
フィッセルからベリルの話を聞き身分を隠したまま街中でベリルに戦いを仕掛け、勝負はつかなかったがベリルの実力を認めた。
ちなみにこの名前を聞いて、ビートルズのあの曲を思い浮かべる人も多いのではw。
【ニダス】
レベリス支部ギルドマスターを務める。
ギルドは新人冒険者の迷宮攻略に同伴する冒険者を探しており、スレナとルーシーが推薦したベリルに依頼しようとしたのだが。。。
【メイゲン】
ギルドマスター補佐を務める。切れ者の執事といった雰囲気。
当初はベリルの実力に疑念を抱き、その流れでベリルはスレナと立ち合うことになった。
ちなみにベリルが同伴することに反対した大きな理由は、部外者であるベリルに万が一のことがあった場合ギルドが信用を失うためで、組織のことを考えてのことだった。
【ポルタ】
ブロンズクラスの冒険者。今回ベリルが同伴するパーティーのリーダーを務める。
今回の迷宮探索は彼らの最初の迷宮攻略だけではなく「未確認のモンスター」の探索も兼ねていた。
迷宮内の状況から未確認のモンスターが森の中にいる可能性に気づいたが、迷宮を出たところでモンスターの襲撃を受け、ニドリーを庇って大怪我を負ってしまう。
【ニドリー】
ブロンズクラスの冒険者。ポルタとは両想い。
【サリカッツ】
シルバークラスの冒険者。役割は索敵者(シーカー)。
ポルタとニドリーよりランクがひとつ上で、彼らを上手くサポートしている。
3 2巻の感想と見どころ
おっさん、謎の少女と対決する
少女が最後に何やら術を繰り出そうとしたところ、ベリルはただならぬ危険を感じて大きく身をかわします。これを見て少女は「やめじゃ」と告げるのでした。
少女は自分が魔法師団の団長・ルーシーだと名乗ります。どうやら部下のフィッセルから「片田舎の剣聖」の話を聞き興味を持ったらしい。それでもいきなり襲撃するのはどうかと思いますが😅。。。
とは言え、ルーシーは態度が大きく女帝のような振る舞いながらも、愛嬌もあって最後はベリルに詫びるなど結構憎めないキャラだと思いました。
おっさん、スレナから頼みごとをされる
ギルドマスターはスレナとルーシーからベリルの話を聞いており二つ返事で任せようとするのですが、補佐のメイゲンは「部外者」であることを理由にベリルを同伴させることに反対します。
これはベリルが信用できない云々の話ではなく、部外者が負傷したり死亡した場合にギルドが信用を落とすことを懸念してのことでした。
さらにベリルは以前ひとりで迷宮に入った際、入り口近くで敗走したらしく、これを聞いたメイゲンは反対の意見を強くします。スレナは反発しますが、メイゲンの判断も無理のないことだと言えるでしょう。
おっさん、スレナと立ち合う
防戦一方のベリルを見て観衆も「止めた方がいいんじゃ。。。」とざわつき始める中、ベリルはスレナの左の剣を弾き、そして右の剣も抑えて”勝負あり”です。これには一同息をのみます。何せ、ブラックプレートのスレナに勝ったのですから。
立ち合いを見ていた冒険者たちは歓声を上げます。もっとも、賭けに負けて嘆いているようにも見えますが(笑)。ただひとりベリルに賭けていた男も大喜びです。
この結果を見て、メイゲンはベリルと同伴する冒険者たちを引き合わせるのでした。
ルーシーの考え
ルーシーはベリルがこれほどの実力を持ちながら”謙虚が過ぎる”ことに不満を持っており、騎士団の特別指南役で名を広めた程度では足りないと言います。それはルーシーが「力を持つものは相応しい生き方をするべき」と考えているため。
ベリルの力を必要とする人が必ずいる。その人に力を届けるために「もっとあやつの名は広まるべき」、と言うのです。
自分も強者であるからこそルーシーはこう考えるのではないでしょうか。これにはフィッセルも嬉しそうに同意しています。
おっさん、迷宮に潜る
ベリルはスレナと共にポルタをリーダーとする冒険者パーティーの迷宮攻略に同伴します。場所はグリーンウォッチ洞窟。
出発前にメイゲンから「今回の迷宮攻略はあくまで未確認のモンスターの調査の一端」だと念押しされていたポルタたち。ここは早々に撤退すると決め、十分に周囲を警戒して迷宮を出たところでベリルは何かの影を察知。しかし索敵役のサリカッツの魔装具には何の反応もありません。
ベリルはハッと気づきます。「影ー上だ!」
おっさん、モンスターと戦う
スレナは素早くポルタを保護し、ベリルは単身ゼノ・グレイブルを足止めします。
ベリルは隙をついて一撃を加えようとするも、灼熱の炎のような魔法でベリルの剣は焼き切られてしまいます。覚悟を決めるベリル。
ベリルはネームド相手に善戦するも追い詰められます。そこへポルタたちを避難させたスレナが駆けつけて。。。ここで2巻は終了です。
4 最後に
『片田舎のおっさん、剣聖になる』2巻の感想と紹介でした。
やはり見どころはベリルとスレナの立ち合いと、ゼノ・グレイブルとの戦いです。
1巻でも冴え渡っていた戦闘シーンの描写がとにかく素晴らしい。スピード感、緊張感、迫力など兼ね備えている感じです。
モンスターとの戦いは未経験のはずのベリルですが、災害級のモンスターを相手に互角以上の戦いを見せてくれます。これはもう、次巻も必見です!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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