お嬢様たちの本音がぶつかるロックアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』の基本情報
『ロックは淑女の嗜みでして』は、白泉社の「ヤングアニマル」で2022年10月から連載中の福田宏による漫画が原作のアニメ作品。
2025年4月3日よりTBS系列で放送開始され、同時に各種配信サービスでも視聴可能となっています。
アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』のあらすじ
一流の淑女だけが在籍を許される「桜心女学園高等部」に通う鈴ノ宮りりさ。
学園で最も栄誉と誇りある称号「高潔な乙女(ノーブルメイデン)」を手に入れるべく精進し、周囲からも一目置かれるほどのお嬢様だが、実は 一年前に母親の再婚で鈴ノ宮家に入った「元・庶民」だった。母親の期待に応えるため、本心を押し殺し、大好きだったロックやギターを捨て、お嬢様として振るまうりりさ。
ある日、学園の憧れの的である黒鉄音羽と出会い、ひょんなことからドラムを叩く音羽を目撃し… 。
(引用)「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会 公式HPより
※ちなみに画像の右側が主人公の「鈴ノ宮りりさ」。
原作漫画はこちらから
アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』の見どころ
相反する要素の見事な融合
この作品は「お嬢様」と「ロック」という、一見相反する要素を見事に融合させた青春ストーリーとなっています。
鈴ノ宮りりさの葛藤や黒鉄音羽との化学反応は、音楽を通じて自分らしさを見つけると言う普遍的なテーマでもあり、視聴者を熱くさせることでしょう!
アニメならではの音楽表現
(引用)「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会 公式HPより(第3話のシーン)
この作品の最大の魅力は、お嬢様たちによる熱い演奏シーンです!
特に第1話終盤でのりりさと音羽の初セッションは迫力満点!ロック好きにはドンピシャはまったのではないでしょうか。ここは筆者も脳が痺れました(笑)。
この記事の執筆時点でアニメは第3話まで放送済。その中で注目すべきは以下の楽曲です。
「Ghost Dance」
第1話でりりさと音羽が初めて共演した劇中曲。
りりさのギターと音羽のドラムが織りなす緊張感あふれるセッションは、多くの視聴者を魅了しました。実際の演奏はKANAMI(BAND-MAID)とAKANE(BAND-MAID)が担当し、本格的なロックサウンドを実現しています。
調べてみたら、「Lite」と言うバンドの曲でした⬇️。こちらもカッコいいです!
「Ready to Rock」
オープニングテーマとして世界的人気ガールズロックバンド「BAND-MAID」が担当。
熱いロックナンバーがアニメの世界観を見事に表現しています。4月4日にデジタルリリースされ、ファンからの反響も大きい楽曲です。
「夢じゃないならなんなのさ」
エンディングテーマとしてLittle Glee Monsterが担当。
お嬢様たちの複雑な感情を優しく包み込むようなメロディが特徴です。
主人公・りりさの葛藤
お嬢様学校に通い、人望も厚いりりさ。だが実は、彼女は母親の再婚によって一年前に鈴ノ宮家に入った「元・庶民」で、以前は大好きだったロックやギターを捨て、母親の期待に応えるため本心を抑え込んでいたのでした。
彼女は学園で最も栄誉ある称号「高潔な乙女(ノーブルメイデン)」を獲得するため、日々お嬢様として完璧に振る舞っており、その努力は相当なものです。
それでも、たまに”庶民っぽさ”が出るのはご愛嬌w。
そんなある日、りりさは学園の憧れの的である黒鉄音羽が使われなくなった旧校舎の音楽室でドラムを叩いている場面に遭遇。そして音羽に上手く乗せられる形で再びギターを手にしたりりさは、再び燃え上がる音楽への情熱と、お嬢様としての自分の間で揺れ動くことになるのです。
原作漫画はこちらから
主要な登場人物
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鈴ノ宮りりさ(CV:関根明良)
桜心女学園に通う高校一年生。親の再婚で、庶民から不動産王である鈴ノ宮家の娘になる。学園一のお嬢様の称号「ノーブルメイデン」を目指すべく、大好きだったロックとギターを捨て「お嬢様らしく」振舞う努力をしている。
- (引用)「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会 公式HPより
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黒鉄音羽(CV:島袋美由利)
桜心女学園に通う高校一年生。容姿端麗で政界の重鎮を父に持つ、学年の中で最も憧れられている存在。
使われなくなった旧校舎の音楽室で一人ドラム演奏に興じている。(引用)「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会 公式HPより
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院瀬見ティナ(CV:近藤玲奈)
桜心女学園に通う高校二年生。
長身かつ中性的なルックスでモデル業までこなし、その立ち居振る舞いから学園内では「桜心の王子」と呼ばれている。
その反面、実は自分に自信がなく他人の望む姿を演じてしまっており、そんな自分を変えたいと思っている。(引用)「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会 公式HPより
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白矢環(CV:高尾奏音)
桜心女学園の姉妹校・黒百合女学園に通う高校二年生。
超絶テクのギタリストとして界隈で名を馳せており、 凄腕バンドからスカウトされるも断り続けている。
音羽とは幼馴染の関係。(引用)「ロックは淑女の嗜みでして」製作委員会 公式HPより
※第3話時点ではまだ出番なし。
紹介に「ギタリスト」とありますが、りりさとのバンドではベースを担当するようです。
アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』|視聴者の反応など
放送開始からSNSでは「#ロックレディ」のハッシュタグとともに多くの感想が投稿されています。
特に第1話の放送後は「お嬢様とロックの組み合わせが斬新」「演奏シーンの作画が素晴らしい」など絶賛の声が相次ぎました。
YouTubeの反応動画も多数アップロードされ、特にオープニングの「Ready to Rock」は「かっこよすぎて固まっちゃった」という反応が印象的でした。
第3話では「トイレで(りりさが)一人反省する姿に共感せざるを得ない」「視聴者の心を大いに揺さぶってくる」などの声も見られ、キャラクターの心情描写も高く評価されています。
また『ぼっち・ざ・ろっく!』ファンからも「また素晴らしい音楽系アニメが出てきた」という声が多く、音楽アニメの新たな傑作として期待が高まっています。
まとめ
アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』の感想と紹介でした。
ロックバンドを扱った作品は『ぼっち・ざ・ろっく!』や『ガールズバンドクライ』などの人気作品がありますが、筆者のイチ推しはこの『ロックは淑女の嗜みでして』です!
何より心情描写が優れていて感情移入できるのと、ガールズロックバンド「BAND-MAID」による素晴らしい演奏、それに筆者が好きなロックバンド「Led Zeppelin」について触れている点が心に響きました!
「またギター弾いてみようかな」、と思わせてくれた作品です。もっとも、筆者はりりさみたいに上手には弾けませんが(笑)。
音楽、特にロック好きな方にはぜひ視聴して欲しい作品です!
この記事はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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「自分を隠し、捨ててきた」というりりさですが、心の奥底には決して捨てられない「ロック魂」があるのでした。
第3話の回想の中での「だってあいつらツェッペリン知らないし」のセリフに筆者は痺れました(笑)。