タクマの叔父と両親が登場|引っ越し先でトラブルも発生
【出典】:『僕の妻は感情がない』作画・杉浦次郎/掲載紙:月刊コミックフラッパー/KADOKAWA
『僕の妻は感情がない』4巻の紹介です。本巻は以下のような展開となっています。
今回も内容盛りだくさんです。ネタバレしない程度に紹介していきます!
1 4巻のあらすじ
タクマの叔父・康史郎が突然タクマ宅を訪れる。タクマがボロットのミーナを妻にしたことに驚くも否定はせず、「ロボットを妻として迎える」ことについて率直な意見を述べ、彼なりのアドバイスを与えるのだった。
これがきっかけとなり、タクマはミーナを妻として両親に紹介するため実家へと向かう。
そして家族が増えて手狭になったためタクマは格安物件に引っ越すのだが、その先で思わぬトラブルがタクマたちを待っていた。
2 4巻の新キャラ
【大谷 富一】
ロボット開発者
廉価版のミーナを試作機としてプログラミングしたロボット開発者。
人の形をしたロボットの道具としての役割と使命に強いこだわりを持ち、ミーナには「人を愛して愛されてほしい」と願っていた。
【峰岸 康史郎】
タクマの叔父
居酒屋を営んでいる42歳独身。タクマの家をアポなしで訪問した。
昔タクマによく料理を作ってやっていたらしく、訪問時にもオムライスを作っている。タクマが今もオムライスを好む理由のようだ。
タクマとミーナの関係を知り、本質を突くような意見を述べた。タクマはこのことがきっかけでミーナを妻として両親へ紹介することを決める。
【小杉 大輔】
タクマの父
タクマがミーナを妻にしたことについて反対した様子はないが、タクマには「人間の嫁さんをもらって欲しかった」とも言っている。しかし孫にこだわることもなく、タクマの意思を尊重している。
【小杉 絵美】
タクマの母
大輔と同じくミーナを妻にしたことについて反対しておらず、むしろ夫としてのタクマが妻であるミーナの「所有者」となっていることに違和感を覚え、自分が代わりにミーナの所有者になることを提案した。
【お隣さん】
幽霊?
タクマたちの引越し先にいた幽霊のような存在。初日の夜、タクマの耳元で「出ていけ」と耳打ちした。正体はまだ不明。
ちなみに当初タクマには見えなかったが、ミーナとマモルは最初からその存在をキャッチしていて「お隣さん」と呼んでいた。
【勇 絵里栖】
タクマ宅の隣人
タクマたちが引越した家の隣に住んでいる娘で中学生。結構口が悪い。
タクマとミーナの関係を知って好奇心を持ったようだったが、その直後にミーナの家を訪れてトラブルを起こす。ロボットを嫌っていて、憎しみにも近い感情を抱いている様子。
何やら根深い理由がありそうだが。。。
3 4巻の感想と見どころ
※イメージ画像です
ミーナの前の所有者とは?
※以下の”!”枠内の記載は一部ネタバレを含むため、4巻を未読の方はご注意ください!
内容を知りたくない方はこちらから次の段落へどうぞ!
このシーンは物語の核心に迫る部分と思われるため、詳細については記載しませんでした。
大谷は「人の形をしたロボットの役割」についての持論を語ります。このシーンを読めば、1巻でオムライスに「LOVEタクマ」とケチャップで書いたミーナの行動についても「そういう理由だったのか」と腑に落ちることでしょう。ここはぜひ本編で読んでいただければと思います。
スーパーミーナはこの事実を知って涙を流します。そして次にミーナの何気ない日常の様子が描かれていて、このコントラストがとても印象的です。
タクマの叔父・康史郎が伝えたこと
康史郎はサプライズでタクマのアパートを訪れます。あいにくタクマは外出中で、ドアに鍵がかかっていなかったため勝手に上がり込んで待つことにした康史郎。タクマ、不用心すぎでは。。。
この日は曇天で、さらにマモルが部屋の電灯を割ってしまったため部屋の中は真っ暗。そんな中、康史郎はスリープ中のミーナを見つけてびっくり仰天。
気を取り直して、久しぶりに料理を作ってやろうと準備に取りかかった康史郎の後ろに無言で立つミーナ。ミーナから声をかけられて康史郎は二度目のびっくり。ホラーっぽくもあり、笑えるシーンです。ここまではコメディタッチで話が進みました。
タクマが家に戻るまでの間に、康史郎はミーナから結婚した経緯などを聞きました。そして康史郎はミーナがタクマと夫婦だと思い込んでいるのが「ひどいことに感じた」と言います。
康史郎はさらにタクマたちが離婚した場合、「人間と離れたら”ただのロボット”になる」「結婚している間だけ人間と同等というのは不平等なこと」と言います。
これにはタクマも反論できません。康史郎はミーナの後ろから両肩に手を置いて「よく考えてやってくれ」とタクマに言います。康史郎の”第三者”としての率直な意見はタクマたちの先のことまで見通しており、年長者ならではの見解とも言えるでしょう。
するとミーナは両肩に置かれていた康史郎の手を振り払ってタクマの横に座り、”妻としての立場”をアピールします。
これはミーナのプログラムが「自分の役目を奪われる」と判断して取った行動とみた方が正確なのかも知れませんが、ミーナが怒っているようにも見え、感情のようなものを感じさせるシーンです。
タクマの両親の反応
※イメージ画像です
タクマはミーナを妻として紹介するため両親に会いに行きます。事前に伝えていたことで驚かれることもなく、反対されることもありません。両親は「タクマが満足しているならいい」というスタンスです。逆にタクマは両親がミーナを「家電」としか見ていないことに焦りのようなものを感じます。
しかし母の絵美は、夫の立場のタクマがミーナの”所有者”になっていることが「気持ち悪い」と言い、「所有権を自分か別の人に変更してほしい」とタクマに伝えます。絵美がミーナのことをきちんと受け入れた、ということでしょう。
タクマもこれに賛成しますが、当のミーナが嫌がります。絵美に理由を聞かれると「万が一の時にタクマを優先して助けることができなくなるから」と答えます。
ここはミーナが感情というよりも「自分の主人はタクマ」だという強い意志を持っているように見えるシーンです。
結局両親が第二、第三の所有者となることで落ち着きます。ミーナはタクマの両親から無事受け入れられたようです。
引っ越し先でのトラブルとは
タクマはマモルという家族が増えて今のアパートが手狭になったため、職場にも近い格安物件に引っ越します。そこには攻撃的な”幽霊のようなもの”がいたのですが、その正体は次の5巻で明かされそうです。
ミーナはこの存在を「お隣さん」と呼び、「料理で満足させて大人しくしてもらおう」と言う作戦を実行し、タクマの快適な生活のために奮闘します。ここも楽しいシーンです。
絵里栖はミーナに対して、というわけではなく”ロボットという存在自体”に怒りや憎しみのようなものを抱いているようです。その理由も気になりますが、ミーナにスタンガンとかやめて欲しい。。。
これまでの登場人物たちはタクマとミーナに基本好意的でしたが、初めてそうではないキャラが登場することで、より現実感が増した感じがしました。
4 『僕の妻は感情がない』4巻のあらすじ|感想と見どころのまとめ
『僕の妻は感情がない』4巻の感想でした。
ミーナに危機が迫るところで終わったので、次の展開が気になるところです。
4巻ではタクマの叔父と両親が登場しましたが、いずれもタクマの意志を尊重する人たちでした。
作品世界の中の日本には、人間がロボットと結婚する制度はないようですが一応両親の理解は得られたわけです。非常に寛容な世界だと思いました。
また描写は少なかったものの、ロボット開発者・大谷が持論を語るシーンは感動的です。
この作品のコアな部分だと思うので、皆さんにもぜひ読んでいただきたいところです。
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