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『悪人面したB級冒険者』3巻 |新たな家族・アレスと高まるグレイの父性

『悪B』3巻アイキャッチ 悪人面したB級冒険者
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出典:『悪人面したB級冒険者 主人公とその幼馴染たちのパパになる』
原作:えんじ 著者:こげめ 掲載紙:電撃コミックスNEXT/KADOKAWA

B級冒険者のグレイは、自分が元の世界のRPG「ブライトファンタジー」の中へ転生したことに”何となく”気が付いていました。そんな彼が引き取った6人の子供たちの成長と、新たな仲間「勇者アレス」との出会いがグレイの人生をさらに豊かなものへと変えていきます。

外見は凶悪な悪人面wでありながら、子供たちに深い愛情を注ぐグレイ。
しかしその反面、敵対する者には一切容赦しません。敵に回すと一番恐ろしいタイプだとも言えます。その相反する魅力が本作の大きな見どころです。

 

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『悪人面したB級冒険者』3巻のあらすじ

手に余るもん全部俺が抱きしめてやるよ

ストリア聖国に捕らわれていた「神託の勇者」アレスを引き取り、しばらくグレイ一家で面倒を見ることに。
グレイは以前アレスが暮らしていた孤児院の行方を情報屋に探らせるのだが、子どもたちの品定めがアレスに襲いかかる――!!
(引用)電撃コミックスNEXT/KADOKAWA

前巻までのおさらい

B級冒険者グレイは偶然出会った6人の孤児たちを引き取り、父親として面倒を見ることを決める。
子供たちとの日々を通じて、グレイ自身も成長していく姿が描かれています。
2巻では、ストリア聖国の教会に利用されていた「神託の勇者アレス」をグレイが保護する運びとなり、アレスもまた孤児であることが明らかになりました。

主要な登場人物

グレイ

【グレイ】

本編の主人公でB級冒険者。”悪人面”のため人から誤解されることも多いが、根は優しく良識を持つ好漢である。
ゲーム「ブライトファンタジー」の世界に転生した自覚はあるがゲーム自体の知識は乏しい。街中で偶然孤児のイスカたちを保護したことで孤児6名全員を引き取った。
子供たちには優しい”お父さん”である一方で、敵対する者には一切容赦しない非情さを持ち合わせている。

アリアメル

【アリアメル】

孤児たちの中では年長者でお姉さん的存在。
ストリア聖国で聖女に選ばれたことで誘拐の危機に晒されていたがいたが、グレイやエミリアたちの活躍により難を逃れた。なお、アリアメル本人はこの騒動を知らない。

イスカ

【イスカ】

ゲーム「ブライトファンタジー」の主人公だが、勇者ではなく職業は不明。
現在は冒険者を目指してグレイに剣を教わっている。アレスとはゲーム内での関係性が影響しているせいなのか、何となく気まずそうにしている。

アレス

【アレス】

勇者に選ばれた少年。孤児のため推定で13歳、性格は穏やかで優しい。
コダール王国の孤児院にいたところ、ストリア聖国の教会により連れ出されたという過去を持つ。
現在はグレイの保護下にあり、孤児院の仲間との再会を目指して冒険者になることを決意する。

サシャ

【サシャ】

ギルドの受付嬢。
初対面でグレイを見ても怯えなかった数少ない受付嬢のひとり、だそう(笑)。このためグレイはサシャのいる窓口を選んでいる。

グレイとの初対面は8年前。その時の様子が3巻限定書き下し「とある少年にとっての英雄」の中で描かれています。
エミリア

【エミリア】

グレイの元パーティーメンバーで、現在は女性だけのA級パーティー「戦乙女」のリーダー。
過去にグレイと交際していたことがあり、今でもグレイのことを想っている模様。

グレイのことになると空回りしたり挙動不審になったりするが、そこも彼女の魅力w。

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『悪人面したB級冒険者』3巻のストーリー展開

第11話 グレイ流風林火山

タイトルの「風林火山」とは、冒険者としての戦法や戦術ではなく「子育てパパ」の流儀?のようなもの(笑)。前半部分では一般家庭でも見られそうな子育て風景が展開される。

アレスを当分の間保護すると決めたグレイは、アレスがいた「コダール孤児院」の現状を調査するよう情報屋へ依頼するのだった。

この調査の結果がもたらす展開は、 今後のストーリーの⽅向性を左右する重要なポイントとなりそうです。

 

第12話 ⻑男の悩み

グレイは子供たちにアレスを紹介。子どもたちの反応はまちまちで、それぞれが新たな一面をグレイに見せることになる。

子供たちの反応は割とドライで、この点は現実的に描かれていると感じました。
ちなみに年少組のニナ、ステラ、ラッツは最初アレスに興味を示しますが、すぐに飽きてしまいます。「子供ってそうだよな」と妙に納得しました(笑)。

やがて自分のもとを去り、いつか魔王と戦うことになるであろうアレスに、グレイは冒険者として培った技を教えようと稽古をつける。
コダールの仲間と再び会うことを願うアレスは、冒険者になって「強くなる」ことを決意する。

勇者としてではなく、自分のために強くなることを決めたアレス。勇者だけに潜在能力は高く、グレイもやがて「自分を超えるだろう」と予想しています。
彼の成長も今後の見どころのひとつです。

 

第13話 E級冒険者アレス

冒頭、アレスはグレイの寝室に入るアリアメルを見て「勘違い」してしまう。違うぞ、アレス(笑)。
もちろん、グレイは子供たちと一緒に寝ているだけ。

グレイ一家の騒がしい朝の食事風景が描かれる。そんな中、アレスは共同生活の中で”家族”として受け入れられたことを実感する。

そしてグレイはアレスを連れ、冒険者登録のためギルドへと向かう。

ギルドではいつもの如く?ガンザスがグレイに絡んで来ますが、グレイはこれを一蹴。
もはやギルドの風物詩のようです(笑)。

2人はゴブリン討伐の依頼を受注。アレスは対人戦では攻撃に躊躇が見られたものの、魔物相手だとその実力を発揮し、グレイも「昨日(稽古)とは動きが違う」と評価した。

倒したゴブリンが「偵察」だと判断したグレイは、アレスを連れ殲滅に向かい、50体以上のゴブリンの群れを発見する。

ここからの展開で、いつものグレイの強さと『デビルマン』ばりの悪人面が見れます(笑)。そしてアレスもその実力のほどを見せてくれます。

 

第14話 運命の⼆択

冒頭、アレスをゴブリンの群れに放り込んだことでサシャから「外道」となじられるグレイだった(笑)。

ここでグレイが「ランクアップ」の試験を受ける気がないことが読者に示されます。
ランクアップしない理由は明かされませんでしたが、やはりグレイの強さと実力はB級以上だった、ということでしょう。

グレイたちが家に戻ると、玄関に不審者と間違われそうな様子のエミリアがいた(笑)。
ここではエミリアを迎えた家族団欒の様子が描かれる。

ちなみに、なぜか子供たちは仮装中。中でも「ヒゲダンス」のようなヒゲをつけたステラが可愛いと感じました(あくまで保護者目線ですw)
引用引用:『悪人面したB級冒険者 主人公とその幼馴染たちのパパになる』3巻102Pより
この後、ニナとステラに”堕とされた”エミリアw
エミリアは子供たちと打ち解け、夜も遅いので泊まっていくことになるのだった。

 

第15話 気になるお年頃

引き続き、グレイの家にお泊まりすることになったエミリアの様子が描かれる。

アレスは、アリアメルとエミリアの「静かなる水面下での戦い」(?)を察知して固まっている。その様子を見てもグレイは不思議がるだけで何も気が付かないのだった。

アリアメルがグレイとくっつくのでは、と予想(危惧?)する読者も多いようですが、作品の重要なテーマのひとつとして「家族愛」があると思うので、筆者はそういう恋愛的な関係にはならないと予想します。多分w。
エミリアがんばれ(笑)。

最後、グレイ、エミリア、アリアメルの関係性を想像し、「一夫多妻制なのか」とアレスが呟いたところで3巻は終了。違うぞ、アレス(笑)。

 

第3巻限定書き下ろし「とある少年にとっての英雄」

これは8年前、盗賊に家族を攫われた”とある少年”とグレイの話。

採算など度外視で少年の頼みを引き受けるグレイ。盗賊の末路は言わずもがな、です(笑)。

ギルド受付嬢のサシャはこの頃まだ新人で、この頃から徐々にグレイへの信頼を高めていたことが分かる内容となっています。
サシャの「人を見る目」は確か、ということですね。

 

『悪人面したB級冒険者』3巻の見どころ

見どころとして、第14話と15話で描かれるエミリアの姿を挙げておきます。

エミリアがアリアメルの女子力に圧倒されたり、グレイを「父親らしい」と褒めたり、子供たち(特にニナ)にほだされるシーンなどは、読んでいてほっこりします。

このほっこり感と戦闘シーンとのギャップが大きく、作品に上手く緩急を付けている感じです。
また、アリアメルがエミリアに対抗意識を燃やしているように描写されているのも面白い点。
無自覚なのか、さりげなくマウントをとっているようなアリアメルが微笑ましい?です(笑)。
また、3巻での戦闘シーンはゴブリン討伐だけですが、その分グレイ一家の日常風景が全面に出されてほっこり感が強まった感じでした。

 

まとめ

『悪人面したB級冒険者 主人公とその幼馴染たちのパパになる』3巻の紹介でした。

3巻での戦闘シーンはゴブリン討伐だけですが、その分グレイ一家の日常風景が全面に出されて、ほっこり感が強まった感じでした。

物語にはまだ謎の部分が多く、ニナたち子供たちの抱える事情や背景も謎のまま。
そして新たに家族となった勇者アレスは、ゲーム内でイスカと因縁のある(と思われる)相手。2人が今後どのような関係性になるのかも注目です。
また、アレスがいたコダール孤児院の置かれている現状は、ストーリー展開の重要なポイントになりそうです。

先が読めないストーリー展開も魅力の本作。まだ未読の方は、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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この記事はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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