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『片田舎のおっさん、剣聖になる』6巻|ベリルとシュプールの壮絶な戦い、ついに決着!

『片田舎の剣聖』6巻アイキャッチ 片田舎のおっさん、剣聖になる
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全編バトルシーンの6巻|ベリル一行vs教会騎士団の息詰まる死闘!

出典】:片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を
放ってくれない件~』6巻
漫画:乍藤和樹 原作:佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ

掲載紙:どこでもヤングチャンピオン/秋田書店
『片田舎のおっさん、剣聖になる』6巻の感想と紹介です。
6巻は、ほぼ全てが戦闘シーンで緊張感あふれる名勝負ばかり。乍藤先生による緻密かつ緊迫感のある描写が楽しめます。
またシュプールが「騎士狩り」を行っていた理由も明かされますが、ここは必読です。
個人的には、コミカライズ版はこの6巻でひとつのヤマを迎えたのではないか、と思えるほど素晴らしい内容でした。本当におすすめです!

「なろうの最終兵器」とも呼ばれているこの作品、アニメ化も決定しています。

2025年4月よりテレビ朝日系全国24局ネット”IMAnimation”枠・BS朝日で放送開始予定
ティザーPVはこちらから
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『片田舎のおっさん、剣聖になる』6巻のあらすじ

逃走するサルレオネ司教の馬車に追いついたベリルたち一行は、教会騎士団員との一騎打ちという形に持ち込んだ。
フィッセルはウロと、クルニはロバリーと戦うことになるが、教会騎士団も強者揃い。フィッセルもクルニも苦戦を強いられる。
そして「ゼノ・グレイブルの剣」を手にしたベリルは、強敵である「騎士狩り」シュプールと再び相見えるのだった。

 

 

登場人物紹介

ベリル

【ベリル】

本編の主人公で凄腕の剣士。片田舎の道場で”おっさん”になるまで長年過ごしていたが、思わぬ形でレベリオ王国騎士団の「特別指南役」を拝命した。
ミュイの姉の捜索に協力したことで、スフェン教会騎士団の強敵・シュプールと戦うことになる。

フィッセル

【フィッセル】

ベリルの元弟子のひとりで、現在は王国魔法師団のエース。剣に魔法を乗せて強化する「剣魔法」を使う。単独行動に出ていたベリルに加勢し、教会騎士ウロとの一騎打ちとなる。

片田舎のおっさん、剣聖になる外伝 はじまりの魔法剣士【分冊版】
今なら分冊版(1)が ebookjapan で無料で読めます(2025.5.15までの期間限定)。
初の公式外伝コミカライズ! フィッセルがベリルの道場で修行していた頃の物語です。
剣技についての細かい解説もあり、絵柄も本編に似ているので違和感なく楽しめると思います。

 

クルニ

【クルニ】

ベリルの元弟子のひとりで、現在は王国騎士団の団員。
ベリルが単独行動することを読んでいた騎士団長アリューシアの計らいで、フィッセルと共にベリルと合流。教会騎士ロバリーとの一騎打ちとなる。

シュプール2

【シュプール】

シュプール(過去)

【シュプール】

素顔(過去)

隣国スフェンドヤードバニアのスフェン教会の騎士。ベリルと渡り合えるほどの凄腕の剣士で、刺突剣は人体に風穴を開けるほどの威力を持つ。
婚約者・ラフィを甦らせる目的でサルレオネ司教の私兵となり、ベリルと相見えることになる。

ウロ

【ウロ】

バルトレーン教会の騎士団員。「奇跡」を使える騎士のひとりで、膨大な魔力を持っている。
かつて「忌み子」として捨てられた過去を持つ。「奇跡」を得たことでスフェン教に救われたと信じており、強い信仰心を持つに至ったようである。

ロバリー

【ロバリー】

バルトレーン教会の騎士団員。戦闘において相手の心理を利用する”曲者”で、いわゆる「汚い手」を使うことも厭わない。
剣の腕は確かなのだが、シュプールやベリルを「あっち側(怪物)」と認識しており、自分の立ち位置とは明確に区別している。

ラフィ

【ラフィ】
(故人)

貴族令嬢で、かつてのシュプールの婚約者。スフェン教会の襲撃により非業の死を遂げた。

 

『片田舎のおっさん、剣聖になる』6巻のストーリー展開

第25話『おっさん、導く!』

冒頭でウロの過去の一部が描かれ、場面はフィッセルとの戦闘シーンへと転換。
技量で勝るフィッセルはウロに斬撃を与えるが、ウロは「強化魔術」で受けた傷を瞬時に修復してしまう。ウロの魔力量は膨大で、フィッセルは「長期戦は不利」と考える。だがフィッセルはウロが仕掛けていた罠(魔術)にはまり、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

ここで「私は最強の剣士と魔術師の弟子だから、負けちゃダメ」というフィッセルの強い意志が示されます。戦いの結末は、ぜひ本編でご覧ください!

第26話『おっさん、背を押す!』

場面は過去、ロバリーとギャミが訓練をしているシーンから始まる。ここでロバリーは自分を「こっち」、シュプールを「あっち側(怪物)」と呼んでいる。
場面は現在に戻り、ロバリーはクルニと対峙して「君は『こっち側』かな?」と考えるのだった。

ロバリーは、自分は「あっち側の人間ではない」と考えているのか、「あっち側にはなれない」と諦めているのか。
どちらにしろ、ロバリーの立ち位置のようなものが分かるエピソードです。

ロバリーは降参する振りをして奇襲をかけた。クルニはこれをかわしたが、意表をつく目潰し攻撃により剣で左足を貫かれ、顔面に強烈な蹴りを受けてしまう。

ロバリーは剣士としての技量は高いものの、いわゆる”騎士道精神”へのこだわりはなく、敵の虚をつくような戦い方をします。これは「相手を怒らせて注意をそらし、油断させる」ための戦法でした。
ちなみに「バルデル式イメージ」によると、ロバリーは”キツネ”です。何となく風貌や行動もそのように見えてしまいます。

そしてロバリーは剣に毒をかけ、「掠っても助からないよ」と告げるのだが、クルニは動じない。
むしろロバリーが自分とのギリギリの間合いを取っていることに対して「強い」と呟き、笑みを浮かべた。
それを見たロバリーは、「あっち側」であるシュプールやベリルの姿を思い浮かべるのだった。

そして勝負は決着へと向かいます。ロバリーは外套の目眩しでクルニに斬撃を与えるが…ここからはネタバレになるので本編をご覧ください!
クルニの捨て身とも言える作戦に騎士の覚悟を感じますが、それ以上に「剣を楽しむ」クルニの姿が印象的でした。
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初の公式外伝コミカライズ! フィッセルがベリルの道場で修行していた頃の物語です。
剣技についての細かい解説もあり、絵柄も本編に似ているので違和感なく楽しめると思います。

 

第27話『おっさん、剣を抜く!』

シュプールは司教をその場から逃し、ベリルとの二度目の対決に臨む。
シュプールはベリルが「魔剣」を携えたことに気づく。また体力を消耗し、体を痛めていることも見抜くのだった。ベリルは「どうしてあんな男(司教)についているのか」と問うが、シュプールは無言のまま。
そして場面はシュプールの過去へと転換。時は15年前、シュプールがラフィと出会ったシーンから始まる。

※ここから一部ネタバレを含むため、内容を知りたくない方はご注意ください!!
これ以降、最後まで6巻最大の見どころが続きます。未読の方は、ぜひ本編をお読みいただければと思います。

5巻でウロが口にしたラフィは、貴族の令嬢だった。シュプールは大怪我をしたところをラフィに助けられ、そのまま衛兵として雇われた。やがてラフィは強力な「奇跡」に目覚め、スフェン教会に招かれるのだが、ラフィはこれを断るのだった。
ラフィはシュプールと結婚すると宣言し、彼女の父もこれを認めた。涙を流すシュプール。
だが、彼らにスフェン教会の魔の手が迫っていた。味方の裏切りもあり、シュプールとラフィは重傷を負う。ラフィは最期の力で奇跡を使ってシュプールの負傷を治し、「きっと、これが私の『役目』だったのよ」と言い、命を落とした。
結果的に、シュプールは彼女の奇跡(魔術)を受け継ぐこととなる。

この一連の悲劇が、シュプールを「騎士狩り」へと向かわせた原因です。また、シュプールが使う「役目」という言葉も、ラフィが遺したものでした。
そしてシュプールはラフィを生き返らせるため、「死者を甦らせる」と言って近づいてきたスフェン教のサルレオネ司教と手を結んだのでした。
ラフィを甦らせるため、ラフィの命を奪ったスフェン教会の司教に協力したシュプール。何とも皮肉な話です。

場面は「剣聖の秘剣」についてラフィがシュプールに語ったシーンへと移る。秘剣は失われたが、「秘剣を超える剣にたどり着いた人」なら剣聖になり得ると言うラフィ。
そして場面は現在に戻り、ベリルが「ゼノ・グレイブルの剣」を構えたシーンと重なるのだった。
そしてついに戦闘開始。シュプールは刺突剣を放つが、ベリルはこれを弾き返す。ベリルの剣はシュプールの剣の刃を潰していた!
ここで27話は終了。

第28話『おっさん、決着!』

冒頭、ミュイが馬車の中で意識を取り戻し、ベリルがシュプールと戦っていることに気づくシーンから始まる。
ベリルとシュプールの戦闘は一進一退。そしてシュプールは魔力を剣に込めて攻撃する。
シュプールのイメージでは、刺突剣でベリルの体に風穴を開けているのだが、ベリルはことごとくシュプールの剣の軌道をかわすのだった。
お互いが「少し先の未来」をイメージした戦いが描かれており、読んでいてヒリヒリします。
イメージではお互いに負傷して血まみれの姿ですが、ベリルは笑みを浮かべます。
戦い、というより剣そのものを楽しんでいるようです。それを見てシュプールも「楽しいな」と感じ、ここで初めてお互いに名乗りを上げるのでした。ここは良いシーンです!
そして、勝負はいよいよ佳境へ。激闘の中、ベリルは左腕を負傷するが、シュプールは左足を負傷したことでスピードを封じられた形となる。
やがてシュプールは刺突剣で傷を与える、というイメージが消え、「くそっ」と呟く。そして次の瞬間、ベリルがシュプールの左顔面に斬撃を与え、ついに決着を迎えるのだった。
シュプールは倒れ込んで動けません。そして眼前にラフィの姿を見ます。彼女から静かに見つめられて、シュプールは過去の自分の行いを悔いるのでした。
そしてベリルはシュプールに「すごい剣だ」と言葉をかけるのですが、これは剣士としてのシュプールにとっては最高の言葉であり、救いでもあるような気がしました。
一方、ベリルも体力の限界に達したのか倒れ込んでしまう。そこへミュイが駆け寄って来るところで28話は終了。
教会騎士団員たちの過去や背景が描かれたことで、戦闘シーンがより一層楽しめた感じがしました。
敵には敵の生き様があり、戦う理由がある。このことが作品に深みを与えたと思います。

 

※教会騎士団はこちらの記事でも取り上げています。補足にどうぞ。

 

まとめ

『片田舎のおっさん、剣聖になる』6巻の感想と紹介でした。

全編バトルシーンの6巻、読み応えがありました。改めて乍藤先生の画力と表現力は素晴らしいと思います。
シュプールの生死については不明ですが、致命傷のようです。このまま命を落とすのか、それとも魔術で一命は取り留めるのか、次巻で明らかにされるでしょう。
個人的には、ここで消えるには惜しいという気もします。

そして、逃げた司教をベリルたちはどうやって追うのか、今後の展開も楽しみなところです。

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この記事はここまでです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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