剣技と戦闘描写が非常に優れた作品|アニメ化も決定!
漫画:乍藤和樹 原作:佐賀崎しげる/鍋島テツヒロ
掲載紙:どこでもヤングチャンピオン/秋田書店
タイトル長い😅
この作品は剣技と戦闘シーンの描写が非常に優れていて、バトル漫画として見応えがあります。
主人公の”おっさん”ことベリルは自分の強さを客観的に見れておらず、無自覚に無双するタイプですが、努力と才能に裏打ちされた強さなので好感が持てます。
そんなベリルをかつての教え子・アリューシアが半ば強引に王都へと連れて行き、ベリルはその実力を発揮して周囲から一目置かれる存在となっていきます。
そして「なろうの最終兵器」とも呼ばれているこの作品、アニメ化も決定しました!
アニメではベリルの「くたびれた感」がいい具合に抜けているようです(笑)。
▶︎ ebookjapan「片田舎のおっさん、剣聖になる」1巻
1 1巻のあらすじ
そこへかつての教え子で現在は王国騎士団長となったアリューシアが訪れる。
アリューシアはベリルを騎士団の特別指南役に推薦して承認されたと言い、ベリルを王都へ連れ出す。
騎士団の面々は無名のベリルの実力に疑念を抱く。ベリルの実力を確かめるべく、副団長ヘンブリッツはベリルに手合わせを申し込む。
ベリルはやむなくヘンブリッツと立ち会うのだが。。。
2 主要な登場人物
【ベリル・ガーデナント】
片田舎で親の道場を継ぎ、それが自分の身の丈に合っていると思い込んでいる。だがその強さは本物で、やがて「片田舎の剣聖」と呼ばれることになる。弟子のアリューシアいわく、その強さの最たる要因は「目」であり「見切りの剣」だという。
かつての弟子・アリューシアが外堀を埋める形で王国騎士団の特別指南役に推薦しており、戸惑いながらも王国へと向かうことになった。
【アリューシア・シトラス】
ベリルの元弟子のひとり。王国のレベリオ騎士団の団長になり「生きる偉人」とまで呼ばれている。
ベリルの剣が田舎で埋もれていることが「たまらなく悔しい」と感じており、機会を得てベリルを王国騎士団の特別指南役に推薦した。これが承認され、ベリルが知らぬ間に王命により特別指南役に任命されており、半ば強制的にベリルを王都へ連れ出すのだった。
【スレナ・リサンデラ】
ベリルの元弟子のひとり。身寄りがなく養子に出されるまでの3年間ベリルに師事していた。
現在は冒険者として最高位である「黒プレート」の実力者となっている。
【クルニ】
ベリルの元弟子のひとりで王国騎士団に所属している。性格は明るい。
【ヘンブリッツ・ドラウト】
王国騎士団の副団長。剣技だけではなく暴れ牛を木の棒一本で仕留めるほどの怪力の持ち主。
ベリルが「覇気のない中年」に見えたため、アリューシアに推薦をせがんだのではないかという疑念を持ち、ベリルに手合わせを申し出た。
【フィッセル】
ベリルの元弟子のひとりで魔法師団に所属している。性格は寡黙。
ベリルの道場の剣をすべて修めており、それに魔法を加えた「魔法剣」を使う。
ちなみに魔法師団はレベリオ騎士団と並ぶ王国の主力機関である。
3 1巻の感想と見どころ
ベリルが試し切りをするシーン
ベリルはアリューシアと王都へ出向いた際、弟子だったスレナと再会。
3人は騎士団御用達の鍛冶屋へ向かう。ベリルが何気なく売り物の剣を取ったところ、店主から「試し切り」を勧められ、ベリルは断れずに応じることになる。
それがこのシーン。
引用:『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』1巻34P,35Pより
巻き藁は斬られて乗ったまま。
しかもこの剣、手違いで店に並んでいた「仕上げ前の”なまくら”」だった。
ベリルの剣技の凄まじさが分かるシーンだ。
アリューシアとスレナが一触即発?のシーン
そして一旦は家に戻ったベリルだが、父親から「お前は役目を果たしてこい。ついでに嫁を見つけるまで帰ってくるな」と追い出されてしまうw。
ここではベリルの強さが視覚的・感覚的に上手く表現されている。
副団長ヘンブリッツとの手合わせのシーン
覇気のないベリルに対して「ベリルの方から団長に推薦を頼んだのではないか」と疑念を抱いたヘンブリッツは、ベリルの実力を確かめるべく手合わせを申し出ます。
ヘンブリッツの殺気を感じたベリルは「剣に集中」。猛然と襲いかかるヘンブリッツでしたが、やはりベリルの実力は本物だった!
このシーンはぜひ本編で読んでいただきたいところです。
手合わせの後、ヘンブリッツは素直にベリルの実力を認めて非礼を詫びる。いいヤツなのである。
アリューシアの想いは届くのか
ベリルが過去に指導した多くの弟子たち。1巻でアリューシア以外にも3人の女性が登場します。
ベリルとの再会を喜ぶその様子から、それぞれが元師匠であるベリルに尊敬の念を持っていることがうかがえます。
今のところ、他の女性キャラにはそういう恋愛的な感情は見られません。
ベリルに好意的ではありますが、あくまで師匠を尊敬しているといった感じで、その方がごく一般的だとも思えます。
4 最後に
『片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~』の感想と見どころの紹介でした。
1巻の最後で正体不明の人物から魔法攻撃を受けたベリル。これをどう迎え討つのか、そして王国騎士団の特別指南役という大役を果たせるのか、次巻以降も楽しみです。
とにかくこの作品は「剣技と闘いの描写」が優れているので、ぜひ一読をおすすめします。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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