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『たかが子爵嫡男に高貴な人たちがグイグイきて困る@COMIC』1巻のあらすじ・感想と見どころも紹介

『子爵嫡男』アイキャッチ 🟢 異世界ファンタジー
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なろうで人気の『たかが子爵嫡男』のコミカライズ版|ちょっと変わった設定が特徴の作品

【出典】『たかが子爵嫡男に高貴な人たちがグイグイきて困る@COMIC』
原作:miyasumi 作画:あぐにゅん / TOブックス
この作品は異世界転生モノです。キャッチコピーは「予測不能のとばっちりファンタジー」で、これは主人公の立ち位置をよく表しています。というのも、主人公レイのキャラ設定が他の異世界モノとは少し異なっており、この作品の特徴となっているからです。
それはレイが異世界転生者ではなく転生者は別の人物だという点です。しかもレイはモブキャラというおまけ付き。だがレイは只者ではなく自然とメインキャラを引き寄せていく、という感じで話が進みます。
ちなみに電子書籍サイト「ebook japan」のコミカライズランキング10位以内に入っている人気作品となっています(2024年9月時点)。
始まりの1巻を深掘りして、この作品の特徴や魅力を紹介します。

1 1巻のあらすじ

舞台は王子や貴族をはじめ有力者の子息が名を連ねる「エゼルバイト王国 王立学院」。
ここにモブキャラでクロイツェル子爵家の嫡男・レイも入学した。
嫡男とはいえ所詮は辺境の子爵家であり、王族はおろか上級貴族とも無縁の家格であることからレイに出世欲などなく、何事もない平和な学院生活を望んでいた。

しかしレイの周りには旧知の公爵家令嬢をはじめ、王国の第二王子や聖女に魔導士など「高貴な人たち」がぞくぞくと集まってくる。
それもそのはず、実はレイは精霊の加護持ちでカリスマ性も持つ「最強のモブキャラ」だったのだ。

2 主要な登場人物

レイ

【レイ・クロイツェル】

実はハイスペックながらもマイペースな少年

本編の主人公。辺境の領地を治めるクロイツェル子爵家の嫡男。
自分のことは辺境の地方領主の嫡男にすぎないと思っており、貴族ぶったところもなく王都の権勢にも自身の出世にも興味がない。また「親が貴族なだけで自分が偉いわけじゃない」という考えを持っており、平民とも気さくに接している。
クロイツェル家の当主は代々「精霊の加護持ち」だが、レイは加護のさらに上位である「寵愛」まで受けている。平和な学院生活を望むレイは、面倒ごとを回避するためにもその力を人前では使わないようにしている。
なお、セリアリス付きの騎士と手合わせをして勝利するなど剣技も相当の腕前である。レイの剣技は父親であるカイン譲りの技で、それを聞いた騎士たちは「海軍提督カインの強さは伝説」だと言ってレイの強さにも納得する。やはりクロイツェル家は只者ではない。

ディーネ

【ディーネ】

水の精霊。綺麗なお姉さんという感じ。

シルフィ

 

【シルフィ】

風の精霊。まだ子供っぽい。

ディーネとシルフィはレイと行動を共にすることが多い。ただし学院ではその姿を隠している。
レイにとって精霊は”仲のいい友達”という感覚らしい。

セリアリス

【セリアリス】

公爵家令嬢でレイとは旧知の中

ノンフォーク公爵家令嬢で王国第一王子の許嫁。
美人で頭も良し!という文句なしのヒロインだが気が強い一面も持つ。そのためか許嫁の第一王子とは多少ギクシャクした関係となっている。
レイが王立学院へ向かう際にセリアリスと同行することになるのだが、これはレイにセリアリスの良き友人となって支えて欲しいという公爵家の思いからだった。
レイとは幼い頃に両家の仕事の都合で2ヶ月の間一緒に過ごしており、その頃の思い出を宝物だと大切にしている。これって初恋じゃ。。。だが王子の許嫁という立場もあり心に蓋をしているのか、レイとは「対等な友人」として接している。

ジーク

【ジークフリード】

エゼルバイト王国の第二王子

第一王子とは腹違いの弟。1巻ではまだ情報が少ないキャラ。
入学初日、自分の第二王子という身分を知らずに声をかけてきたレイの「王国の権勢に興味はない」という言葉をえらく気に入り、レイを友人にすると決め半ば強引に承認させたが、人柄は良さそうな感じである。

ユーリ

【ユーリ】

神託の聖女。ヒロイン候補のひとり

アナスタシア伯爵家令嬢。
孤児院の出身だが神託により聖女となって聖魔法が使えるようになり、伯爵家の養女となった。
自分を守ために引き取ってくれた養父のことを敬い、大切に思っている心根の優しい少女。
そのことで養父の対抗勢力の差し金と思われる一味にさらわれそうになるが、間一髪のところでレイとシルフィに助けられた。レイを「命の恩人」と呼んで感謝し、自身の事情を話して二人は友人関係となる。
シルフィもユーリを気に入ったようで、ユーリも姿を隠しているシルフィの気配を「何となく」察知しており、これも聖女の力の一端なのかも知れない。

メルテ

【メルテ】

大魔導士の弟子。ヒロイン候補のひとり

大魔導士スザリンの弟子で小柄な少女。1巻ではまだ情報が少ないキャラのひとり。
物怖じしない性格のようで、入学式の日にそれこそグイグイと行動してユーリやレイ、ジークフリードの友人となった。

アレックス

【アレックス】

エゼルバイト王国の第一王子

エゼルバイト王国の第一王子。実は転生者で前世では”隠キャ”だったと自ら回想している。
5歳の時のある日に自分が転生者だと気づき、この世界がRPG「リアルファンタジー」の中だということを知る。前世でこのゲームをやり込んでおり知識は十分。その知識を活かして「リア充の王子様人生w」を目指すが、自分の想定通りに動かない人物たちに困惑するシーンも見られる。
ただ本人いわく5歳の頃からすべてのパラメータを上げる努力をしており、性格も前世の記憶が影響しているようで憎めないキャラになっている。反面、王子としての威厳の方は残念ながら不足気味
ちなみに気の強い婚約者・セリアリスのことは少し苦手に感じている。

3 1巻の感想と見どころなど

レイのキャラ設定

レイの出身であるクロイツェル領はエゼルバイト王国唯一の海洋貿易の拠点であり、海軍提督の地位を継承してきた。本来であれば子爵という地位に見合わない所領を統治してきたのだが、クロイツェル家が代々「精霊の加護持ち」の家系であることがその理由だった。
「過ぎた能力は警戒される」ため、クロイツェル家の歴代当主もレイ自身も「ただの加護持ち」程度に思われている方が良い、という考えを持っている。加護よりも上位の寵愛を受けているレイにはことさらこの考えが強い。
こうした家風に加えてクロイツェル領が王都から遠く離れた辺境の地にあることから、レイには貴族としての上昇志向はなく「領地さえ運営すればいい」と思っている。また領地の事情だけではなく、レイ自身が精霊の加護に加えて剣の腕も立つ強者であることから、王都でも上級貴族に取り入ろうなどとは考えもしない。自分が強者であることにまだ無自覚のようだが、レイの言動には強者の余裕が感じられる。
このようなレイの考え方が第二王子であるジークフリートに気に入られた要因となっている。ジークフリートにしてみれば、レイのような貴族は珍しくて新鮮だったのだろう。

精霊の加護・寵愛とは?

レイは水の精霊の寵愛を受ける身だが、加護より上位の寵愛がどのようなものなのか、まだ描写がない。結構チートな予感がするのだが。。。
風の精霊の加護については、領地にある灯台の最上部から飛び降りたレイが風の精霊シルフィの名を呼び、その力で無事地面に着地するシーンが描かれている。また王国で暴漢にさらわれそうになったユーリを助ける際もシルフィの力を借りている。
今後、水の精霊の寵愛がどのように描かれるのを楽しみにしたい。

▶︎ ebookjapan「たかが子爵嫡男に高貴な人たちがグイグイきて困る」1巻

4 今後の展開は?

ここでは1巻の情報のみで考えてみました。

物語はゲーム通りに進む?

ゲームの内容を知っているアレックスは入学式で戸惑います。それは各人がゲームの通りに動かないからです。幼い頃からの友人であるエリクとアレスにしてもそうで、セリアリスに至っては自分のセリフを取られてしまうほどw。
こんな具合に、細かい点ながらゲームの通りに物語は進んでいません。ただゲームの世界とは言ってもキャラたちはそれぞれ個性を持ち現実に生きて行動しているわけで、むしろ自然と言えるのかも。
また、ゲームではモブキャラのレイは今後も学院の有力者たちと仲を深めていくようですが、この先数々の大きな事件に巻き込まれることが作中で示唆されています。
レイというある意味特異な存在が物語に影響を与えていきそうで、おそらくゲームのシナリオ通りには進まないのでは、と予想しています。

レイとセリアリスの関係はどうなる?

1巻を読んだ限り、セリアリスがメインヒロインではないかと思いました。ユーリもイチ押しな存在ですが、セリアリスは子供の頃レイに好意を抱いた感じで、成長した今もそれは変わらないように見えます。
レイの方は身分や立場の違いから一歩引いた感じですが、純粋に友人として接しています。
セリアリスは公爵家、レイは子爵家と身分の差があり、何よりセリアリスは第一王子の婚約者であることから通常であれば恋愛関係に発展することはなさそうです。ただ、これも物語がゲームの通りに進むのか、それともまったく違う展開に進むのか、それ次第ではないかと思われます。

アレックスによると、ゲームには第二王子が王となり第一王子の自分は冒険者となり出奔するというバッドエンドがあるとのこと。それを回避するために5歳から努力してきたアレックスは実に健気w。

もうひとりの転生者

1巻では短いセリフのみで姿を見せませんでしたが、明らかにゲームを知っている転生者と思われる人物が存在します。
この人物は入学式でアレックスたちゲームキャラを遠巻きに観察し、レイについては「記憶にない。モブかしら?」とい呟いてます。アレックスについては「パッとしないわね」とバッサリw。
話し方から女性らしきこの人物が何者なのか、次巻以降の楽しみです。

5 最後に

『たかが子爵嫡男に高貴な人たちがグイグイきて困る』1巻のあらすじ・感想と見どころの紹介でした。

異世界転生モノながら、主人公レイが転生者ではないモブキャラという設定が新鮮な作品です。
ただ、そのモブキャラは只者ではない予感がするので、この先の展開にも期待が持てます。
読後感も良く、異世界ジャンルが好きな方に読んで欲しい作品です。

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たかが子爵嫡男に高貴な人たちがグイグイきて困る@COMIC 第1巻

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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